2012年4月12日木曜日

水車の本が素晴らしい。


  いぜん妙な本を買った事がある。まだ景観の事を勉強していた頃、本屋さんで一冊の本を見付けてしまった。名前は水車の作り方。今時水車なんて見かけない。僕が幼い頃だってあんまりなかった。しかし僕が生まれる10年ぐらい前にはあちらこちらで見られたそうだ。しかし現在あるのはうどん屋のモニュメントとして置いてあるぐらいだ。しかしそのうどん屋の水車もたまに回っていない。。この本によると水車をつくる職人さんって方々がいらっしゃるそうだ。たしか九州に2人ぐらい。。良くは知らないが、さぞかし仕事は少なかろうと思うのだが、がんばって欲しい。昔から日本人は水車を使用し脱穀をやって来た。しかし今ではコインで脱穀をしている。その方が手間がかからないからだ。しかし日本の山里に水車はよく似合う。洗練されたデザインだと思うのだ。

  特に理由もないのだが、以前黒沢映画の『夢』で水車のある村を見た。これが中々良くできている。本当に綺麗な映像でと音楽で魅了している。僕の中での黒沢さんの映画の中でも好きな場面の一つだ。僕が死んだときはこんな葬式をされたら何となくだが天国に行ける気がする。『こんな夢を見た』で始まるこの映画。あんたどんな夢みとるんじゃ。。と思っていたりしたのだが、このシーンの中に出てくる水車や小川が美しくてならない。オランダという国がある。彼の国は風車で有名だが、彼の国の風車は海水の流入を防ぐためだとも聞いている。しかし実は風車の中を改装して住んでいらっしゃる方々もいる。物好きだな。。なんて思ってしまうが、日本の風車も脱穀機以外になにか使えないのだろうか。もちろんすむ必要はないのだが。。

  この本は中々よく書かれています。水車の作り方から解説まで載っています。今ならアマゾンで6,280円からです。えっ僕が買ったときは確か600円ぐらいだったのだが。。

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