2012年4月23日月曜日

日本の給料取りはかわいそうだ。

  練馬駅にある西友に行き晩ご飯の材料を買う。いつも大体夕方6時頃にはスーパーで1日の献立を考えながら、個々の食材に目を通している。この時間帯というのはサラリーマンや主婦でごった返す。やはり練馬駅は背広を着た方々が目に入ってくる。やはり近くに練馬区役所があるからだろう。仕事帰りにみな参加ってらっしゃる。そんな時ふと思った。なぜ日本人は仕事の時は必ずスーツ着用なんだろう。大体スーツとは3万近くもする高級品。これが義務ってのもむごい話だ。

  若い頃僕は司馬遼太郎のエッセイが好きで、読みあさっていた。その中に確かこんな一説があった。現代の日本人(特にサラリーマン)がスーツを着るのは企業や団体が彼らにとって未だ藩組織であり、そのスーツは言わば紋付き袴なんだと。ほ~、確かにそうかも知れない。昔のお侍さまは公の場所では紋付き袴だった。家に帰れば袴は脱ぐが、お仕事は袴を着用していた。

  僕がアメリカにいた頃、スーツを着る人々はまれであった。統計ではアメリカのサラリーマンのうちスーツを着用している人々はわずか3%にすぎない。確かに仕事がらスーツ着用って企業や店舗はあるのだが、その場合はちゃんとスーツ代が出る。日本みたいに一般職だからといってスーツが義務と決めた場合、アメリカの人々は就職しないであろうし、労働団体からクレームがくるであろう。なぜならスーツ代ってアメリカでも高いからだ。日本と違いアメリカ人の仕事に対する意識は気楽だ。公務員だってサンダルで仕事している人だっている。勿論半ズボンも大勢いるし、それに対して誰もクレームを言わない。サンダルはいているからって何かサービスが悪くなるって事はないと思う。それに実は多くの日本の公務員は仕事場には革靴で来て、仕事場でサンダルに履き替えている。スーツだってその程度のものだと思うのだが。。

  よくよく考えて見ると何故我々はイギリス人の格好をせないかんのだろうか。企業もお金を出さないのならスーツ着用とがみがみ言う必要はないんじゃないだろうかとつくづく思うのだが。

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