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ドラフター |
風邪をひき、昼間もうなされて寝ていたせいで、朝4時に起きてしまった。まあ少しずつではあるが改善している。風邪をひくと何もかもがおっくうになり、仕事も順調とは言えない。また一人暮らしなのだが料理だってちょっとサボってしまっていたので、これはイカン ! と思い朝っぱらからうどんを作っている。うなされながら建物の本を読んでいたら、非常に設計がしたくなってきた。普段建築設計は多くの人がそうなのだがCADでやる。まあプランニングだけは紙ベースでやる人が多いだろうが、若い設計屋さんはほとんどの人がCADだ。僕もずっとCADを使ってきた。速さにはある程度の自信があるし、建築CAD準1級を持っている。これが本当なのかは分からないが、宮崎県では2番目の快挙なんだそうだ。しかし最近やはり手書きの良さってのもあると思ってきている。
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製図板、腰にくるタイプ |
以前、設計事務所に勤務していた頃、お客さん対応は僕のお仕事だった。僕はどうやら上司にはあまり好かれるタイプではないのだが、お客さんのウケは良い。いつもお客さんとお話しするときは1冊の無線のまっさらなノートを持ち歩き、全てのアイディアをそのノートに書いていた。もちろんそのノートにある程度の図形なども書くのだが、如何せん方眼ノートではない。自分で中心線を書き、仕上がりラインを入れ、お客さんに説明する。意外とこれが評判が良かった。一つの家を作るのに何ページも費やしデザインの元みたいにして書いていく。僕は単にそうしないと自分で図面を書けないからなのだが、お客さんには真面目に見えたのかも知れない。
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ミニチュアだった。。 |
しかし、デザインノートを作るのも結構なのだが、結構時間もとられるしお金も掛かる。それに仲間と共同で仕事をする場合、そのノートを貸し出すと無くすあんぽんたんだっている。また手書きの図面をスキャンして仲間にデータを送る場合ノートだと不便だ。そこで最近強烈にドラフターが欲しくなってきた。ドラフターとは、製図をするための机のセットの様なもの。僕は図面盤を机に置き、座りながらするとすぐに腰を壊してしまうので、できればドラフターが欲しい。しかしこのドラフターが値段がお高い。新品で30万する物だってある。しかも金属の塊って感じをぷんぷん出し、僕の部屋には置きたくない。美しくデザインではないと思う。色々探してはいるのだがこれだって物が中々ない。ママよ、自分で作ってやろうか ! と思ったりしたが、平行定規を支える金属で良い物がこれまた無い。う~んどうしたものか。。
本来の設計という物は、モダニズムがどうとか様式美がどうと言うものではないと思う。自分のぼんやりした到達点に向かって、ひたすら汗をかきつつにじり寄って行く。そこに説得力を持って到着できるかが問題だ。そのために道具にもこだわるし、ノートも書く。真面目な設計とはそういうことだろうと思う。またそんな事を考えている自分はもっと好きだ。
良かったら、ご協力下さい。
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