知らない人のために書くとすれば、容積率とは、延べ床面積÷敷地面積ので割り出された数値をいい、通常は%で表す。例えば300㎡の敷地に都市計画で定められた容積率が80%であるとすれば、その敷地に建てられる建物の延べ床面積の最大値は240㎡となる。安倍政権が目指すところの容積緩和とは、現在地方で決めている都市計画を、国が変更しようとするのか?その辺りはよく分らない。だが現在ある容積率を緩和するという事は、大都市圏の街並みは数十年後には、今より遙かに高層化が進むという事である。
日本は戦後、景気が悪くなる度に都市計画の一部である容積率を変えてきた。容積率を変えることにより街を活性化させるためである。人が多く集まりやすい都市などは容積率を大きめに設定し直すだけで、大きなビルなどが出来る。大きなビルを作るという事はお金が市場に出回るという事であり、景気の底上げがしやすいという事らしい。だが安易な容積率の緩和はその街並みに大きな負の遺産を残しかねない。
僕は滋賀県がとても好きだ。中央に琵琶湖がある滋賀県は周りを山々に囲まれており、どことなくすり鉢状のカタチをしている。なのでその多くの土地から琵琶湖を眺める事が出来る滋賀県には、多くの人々が移り住みたいと考えるらしく、今はどうかは知らないが、ある年には人口増加率で1位になっていた。もちろんそれは大阪や京都といった大都市圏からも近いという事もあるだろう。よって容積率の高い国道の内側である琵琶湖湖岸には、自然とマンションが建ち並ぶようになり、昔から琵琶湖を眺めながら暮らしていた湖岸から少し離れた家々からは琵琶湖は見えなくなってきている。
僕は安倍政権が目指すモノがまだはっきりつかめていない。国家戦略特区がどの程度の広さと規模で容積率の緩和を考えているのかが分らないからだ。できればその範囲は出来るだけ小さくあって欲しいと願っている。またその特区には厳しい景観条例を持って望んで欲しい。でなければ魅力ある都市にはならない気がしている。
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まあ一極集中がもっと進むって事ね。。
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