2013年11月29日金曜日

美しいプールを目指してお仕事中

  宮崎市で結構な大きさの増築とプールのある庭を設計している。このブログの右にある連絡ボックスをとおして連絡されて来られた依頼者なので、僕も本気モードでぼ~と考えている。まだ設計契約を交わしたわけではなくご相談の段階なので、こちらとしてはがっつりした図面ではなく手書きなのではあるが、さすがに次回に手ぶらで行くのは設計屋としてカッコがつかない。なのである程度のコンセプト図を考えながら、またプールの専門業者と相談しながらお仕事を進めている。


  プールを設計する際の最低のマナーとして、やはり太陽角度の計算が必要となるだろう。いくら夏場に泳ぐからと言えども、さすがに隣家などの日陰で泳ぐとやはり寒い寒いからである。なので夏至の太陽光角度を計算する。住所データをGoogle Mapで調べるとすぐに緯度が分る。コレをもとに計算式に当てはめて太陽角度を割り出す。夏至(6月21日ぐらい)の太陽の南中高度(度)は90°-(その場所の緯度)+23.4°である。つまり隣家の軒先のから割り出された角度より外側にプールを設定すれば、日陰はできにくいという事だ。ちなみに隣家の軒高を調べる計算式もある。これは目的の高さを、ある直線上の2点の角度とその距離から割り出す。計算式はxを2点間の距離、A又はBをその地点の角度、そしてHを測る人の目の高さとした場合、tanA・tanB/(tanB-tanA)+hで計算できる。ややこしいと思う人はスマホのアプリを使えば大体は出る。問題は、前回お邪魔した時に測るのを忘れていた事だ。。まあ、ある程度は分っているので次回測ろう。。

  また設計をする立場の者として、やはり単に庭にプールをぽか~んと設ければ良いってものではない。やはりプールサイドでくつろぎたいであろうし、焼き肉だってやりたいだろう。そのためのスペースも用意するべきだと思っている。僕の経験から言えば、プールサイドで焼き肉はとても美味しいし、心が華やぐ。よくあるプールはそのプールサイドはコンクリートであったりモルタルだったりする。僕はこれはあまり賛同しない。そこらで焼き肉をすれば油でべちゃべちゃになるし、またその床で滑ったら大きな事故になりかねない。滑ってコケた経験がある僕が言うので間違いない。。なのでウッドかな。。などとぼんやり考えている。ウッドならどんなカタチにもデザインできるし。。

  その他にもやはりプールがあるという事はそこはシンボリックなものになるという事で、既存はともかく増築分の部分はそれを意識しながら設計しなくてはならないだろうと思う。建物はもちろん光の入り具合を計算する。今度は冬至の太陽角度を計算する。冬至が一番太陽角度が低い。つまり太陽の光がどこまで入るかで部屋の暖かさが違うからだ。計算方法は90°-(その場所の緯度)-23.4°である。建物の場合は夏至はあまり気にする必要はない。庇でカバーできたりするからだ。まあ庇があればだが。。

  だが一番の問題は、円安のため来年の一月からプールの材料代が15%も上がるという事だ。。今日の夕方に業者さんが言って来た。。という事で、『来年の2月ぐらいまで待っといて!』と交渉中だ。

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  ~ご報告~


  来週の火曜日に、福岡で既存住宅現況調査士(保険ためのインスペクション)の講習と試験があります。朝の9時から夕方の16時までなので、宮崎から高速バスでは講習に間に合いませんので、前日から車で福岡まで行きカプセルホテルに泊まるつもりです。また火曜日も疲れていると思うので福岡に泊まります。ですのでこのブログを来週の水曜日までお休みします(疲れてたら木曜日まで。。)ご理解下さいませ。

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