2013年11月26日火曜日

間口2.73mのお家のお絵かき

ふ~
  昨日の朝にお世話になった職業訓練校の校長が亡くなり、通夜に行った事は書いた。その通夜に行く直前、知り合いの大阪の工務店さんから電話が入った。内容は間口3.43m×奥行き18.21mの敷地に、3LDKの3階建て戸建て住宅の設計は可能か?との事。僕は直感的に『可能っちゃぁ可能ですね』と答えた。すると社長さんは『経験はありますか?』と聞いてきた。僕は『無いです』と答えた。奥行きはともかく、間口が3.43mという事は、隣地との境界から外壁のラインは最低50センチは開けなくてはならない。よって建物の幅はどうしても2.73m程度にしか設定できず、普通に宮崎で設計していて、そのような家を作る機会はまずない。よってそのような経験はない。だが僕はスモールハウスを研究しているおかげで、小さい間取りには少しだが自信がある。なので、『葬式もでるんで、明日の午後から検討に入るんで、とりあえず敷地のデータをや図面などメールで送って下さい、検討します』と言い、昨夜は通夜に向かった。

  今日の午前中いっぱいで葬儀は無事終わり、校長にお別れをして家にて受信ボックスを開いたのだが、敷地図はまだ届いていなかった。だがあくまで検討なので、簡単ではあるが自分なりにプランを考え出した。もちろん作るか分らない建物をだ。なのでぼ~としながら取りかかる。とりあえず鉛筆をにぎにぎし、敷地図を紙に書く。そしてそこからプランニングを始める。まだその敷地を購入していないため、もちろんコンセプトなどは家主である工務店の社長さんかて持っていない。なので単に『とりあえず3LDK』であり、それ以上でもそれ以下でもない。なのでこちらの方でその建物の物語性を勝手ながら考え、ぶつぶつ言いながらプランを練っていく。

  話を聞いているところでは、一方の隣の家は隣地境界線ぎりぎりまで来ているのだが、一方は何もない土地であるという事で、採光は隣に何も無い西側からしか取れない。まあ、それは自体は問題はないのだが、やはり建物の幅が狭いため、必要な居室などは3つほど家の南北の対角線上か、細長く作らざるおえない。またトイレなどは基本的には2階に作るべきだ。そんな事を思いながら設計をしたら実に面白くないプランが出来上がった。面白くはないが、安いだろうという事で、まあこれはこれ。またコレをベースにスキップを取り入れ、そして吹抜けを設ける。そんな風にしてぼんやりとしたプランをたてていたら電話が入った。

  『すみません~あの敷地は他社に買われました~』との事だった。ありゃりゃ。。どうやらその敷地は競売物件であったらしく、社長さんは600万で提出したのだが、他社が700万で提出したので他社に獲られてもうたらしい。という事でこちらは全くフィーなどはもらえないのだが、まあ勉強になったのでエエとしよう。まあそれに間口が狭く細長い敷地に立て売り物件を作っても売れるかどうかは、どうだろう?まあ何か一つでもピカリと光るデザインができれば売れるであろうが。。まあ、無理をする必要はなさそうだ。また違う物件の設計が来るのだから別にかまわない。

  という事で、お絵かきで今日は日が暮れた。。

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