2013年7月29日月曜日

スモールハウスでお仕事をする

   僕がやっている設計のお仕事は一人で出来る。もちろん忙しくなればそれなりに人を雇ってでもしなくてはならないが、基本は多くの人は必要ないし、いたらいたで意見が合わなくなったりするので、結局は少人数で仕事をする事が多い気がする。僕の場合は自分の部屋でお仕事をしている。前にも書いたが、クーラーもなく網戸も断熱材もない6帖の部屋でお仕事をしている。その部屋にはベットに机とタンス、そしてコピー機にパソコン机と本棚に本棚に本棚。。設計の仕事はやたらと本や資料集が多くて困る。もちろんそんな部屋にはお客さんは呼べはしない。なのでできる事なら自分の事務所を作りたいという願望を最近持っている。スモールハウスでだ。

   会社にとって事務所はその会社の顔である。日本の会社はとりあえず事務用の机があるだけというものが多い。だが僕みたいな設計のお仕事をする人間はそれなりにこだわらないと生活に関わる。センスと知識が商品であるからだ。だが設計屋さんなんて金を持っていないのが相場だ。仕事をたくさん持っていても同時にやれるのには限りがあるからである。僕もその例にはずれず貧乏設計屋なので大きい事務所などは持てるワケがない。なのでスモールハウスを応用したものを作ろうかとぼんやりと思っている。いわゆるSOHO (small office home office) であるその方が銭がかからないし、こだわれるからである。

   だが閉鎖的な事務所は僕好みでない。正々堂々仕事をしてるのだからそれを外に見せるような事務所にしようかと思っている。なので散らかるわけにはいけない。よって出来れば本棚を外部からは見えない位置に整えたい。そして前面にはデッキをかまえて来客時はそこで対応できるようにすればそれで良い。広さは10坪ぐらいで十分やれる気がする。なので金額も安くでできるし、小さいからこそ窓をLow-Eガラス (特殊金属が塗ってあって断熱効果が高い。。が値段も高い。。) を使う事も出来るだろうし、ウッドデッキの材料もウリンなど使えるだろうと思っている。

   以前、奈良であったか、とあるメーカーの2代目の社長さんが自分の会社に建築デザインを入れ、そして多くの新人を雇ったのだが、その会社は大きく発展したと聞いた。その事務所はとにかく働く人々の快適性と開放性を考慮したデザインであり、そして来客者もウキウキするような事務所となっていた。なので離職率もすくない。せっかく社員教育した若手社員が出て行くのは会社に取っては大きな痛手ある。それを防ぐ意味合いも持つと社長さんは言っていた。日本の会社ほど息が詰まる事務所はない気がする。日本の事務所はどことなく事務所は人が座れればよく棚があれば良い。そして応接スペースはとりあえずあれば良い。事務所に快適性を求めること自体が贅沢と思っている。まあ、そんな感じだ。僕はそれでは勿体ない気がする。

   整理整頓すれば仕事の効率があがると聞く。せっかく設計という小規模貧乏業者なのであるから、楽しくお仕事をがしたいものだと僕の部屋を見て思った。

   かたづけねば。。

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2 件のコメント:

  1. リーマンショック以後の、米国におけるスモールハウス流行に見られるようなキット開発は考えていませんか?
    3坪とかなら大手はまず参入しませんし、なにか独創性の高い機能、ないし特許を取れる設備をセットにしてしまえば普通の中小企業は真似できなくなると思うのですが。


    …ユニットハウス?なんですかそれは?

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  2. nax2012さんコメントありがとうございます。

    いろんな人にキット販売を聞かれる事があります。
    ですが、現実的には難しいのではないでしょうか。
    実際にやっているところもあるようですが、やはり自由度が減りますね。
    たしか100万未満で売っている所もあったはずですが、
    それでうまくいっているかと言えば、う~ん。。というのが現実かも知れません。
    まあいずれはとは思っていますが。。

    結局は設計し、図面を大工さんに渡すのが一番間違いがない気がしています。

    ユニットハウスは僕も詳しくは知りませんが、多分建設現場で見る事務所のようなプレハブだと思います。

    住むものではないように思います。

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