僕は絵が上手くない。下手な方ではないようなのだが、お上手には描けない。しかし、希に上手にかけるらしく、小中学生の頃などはよく賞を頂いた。しかし、上手に書く自信が全く無いので図工の時間などは苦痛で苦痛でしょうが無かった。夏休みの宿題で絵など描いてこいと言われるのが嫌で嫌で、最後までほったらかしにしておき、毎年8月後半になったらカツオ君のように毎度の如く大慌て。とりあえず書いて提出していた。僕は設計のお仕事をしている。この設計の仕事で絵が上手い人は得をする。同じ図面でも手書きで書かれた図面を提出され、それが上手いと何となく出来る設計屋に見えるからだ。それにプランニングをする際は未だに手書きで間取りをねる。僕みたいなのが一生懸命書いても殴り書きにしか見えず、またあとでそれを見てもどうも上手く書けない。これではいけないととある本を買ってみた。忙しい仕事の合間をみて、お絵かきの練習をしている。まあ、相変わらず下手なんだが。。
デザインの世界にはパースと言われる手法がある。これはある視点から見た建物などのカタチを遠近感を出しながら書く方法だ。この方法の知識を持ち、そして定規さえ使えば紙の上に3Dで書いたような図面が出来上がる。設計の世界は現在はパソコンで作る事が多いのだが、やはり手書きの図面やパースには魅力的だ。仮に3Dをパソコンで作る場合、どうしてもその画像をサクサクと動かしながら描くため、書いている3D画像はチャちくなる。まあ後で、リアルな画像に変換すれば良いのだが、まだまだ味が足りない。なのでサクサクと手書きで書けるパースの技法を身につけたいと思う。
またパースを書く事には副産物が僕にはある。めちゃめちゃ集中できる事だ。以前にも書いたが僕は貼った障害を持っている。すぐ集中が散漫となるきらいがある。だが、ありがたいことに僕は絵を描き出したらとまらない。別に好きだとは思わない絵描きごとだが、書いているうちに良いアイディアだって浮かんでくる。どうも設計デザインというものはブレイクポイントのようなものがあり、悩みに悩んでもがき苦しんだら、スコンっと良い建物ができる瞬間がある。これを導き出すには、やはりもがく事と集中がとても大事だと思う。
最近仕事が立て込んでいる。さくさくと仕事をこなさないと正月を迎えることすら出来ない。スピードを上げなくてはいかんのだが、そんな時間つぶしをしている。そんなことをやっているから仕事がさらに忙しくなるのはよく分かっているのだが。。
ちなみに参考にしている本は、『スケッチ感覚でパースが描ける本』という本です。ご興味のある方はどうぞ。
良かったら、ご協力下さい。
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