2012年2月20日月曜日

日本語は美しいが、現状はどうだ?

  ふとNHKニュースを見ているとハローワークの新しい取り組みを放送していた。その中でジャブサポーターなる制度の説明があった。仕事を探している方々にとってはそのジョブサポーターなる人々のお手伝いを受け就職に向けがんばって欲しい。だが僕は横文字を日本に使う必要があるのか?ちょっと疑問だ。民間では横文字の職名などが大流行しているが、決してかっこよいものではない気がする。CEOの意味をちゃんと言える人ってどれくらいいるのだろうか。。またハローワークと言えばガッツリ公務員。その公務員の職名が横文字とはどこか悲しいと思う。サポートって言葉はどこか援助より介護に近いイメージの英語だ。何となく英語ではピンとこない日本の英語。日本語の方がかっこよいのにとなど思う。

  そう考えたら明治の先人達は偉かった。多くの外国語を日本語に移植したからだ。多くが作家だったり何かと日本の歴史に貢献した人々が多い。例えば西周(にしあまね)などがこの主役だったりする。例えば哲学なる言葉。英語から直接輸入している平成の御代なら必ず『pilosophy』 がそのまま入ってきていただろう。これでは何とかフィーばかりの英語だから混乱を招く。よくぞ新たな言葉を作ってくれたものだ。

  日本は外国の文化を輸入して消化してきたなどと言われる。よくこれは日本文明の長所だとか、柔軟性などポジティブにとらえている事が多いが、実は諸外国にもこの例は結構多かったりする。決して日本だけの専売特許ではない。例えばアイスランドなどの小さな国でも外国語を自分の国の言葉にする時は、専門家の会議を経てその国の母国語としていたりする。その反対の国もある。モンゴルなどの言葉のボキャブラリーなどが元々少ない国(草原の国のため言葉の語彙数が伸びなかった) は、旧ソ連の影響からロシア語を借りながら柔軟に使いこなしている。まあやむを得ないのだ。

  明治の影響とはスゴイ。日本が大嫌いと言いながら実は大好きお隣の中国。現代北京語の7割は日本語から来た漢字を使用している。新しい横文字が入ってきてもちゃんと漢字を使おうと努力している。これは共産主義のなせる技か?それとも中華主義の意地か?僕にはよく分らない。日本が治めていたのに日本の事を全く知らない韓国。日本嫌いが国是のため漢字まで捨ててしまったのだが、おかげですべての言葉が日本語でいうひらがなだけみたいになってしまって読みにくい。。僕みたいなものからみれば何故に京城をソウルなどと現地読みせなならんのか分らない。。漢字の読み方って国によって違いがあっても意味が分るから素晴らしいツールなのに。。まあ彼ら自身が今読めないのでしょうがないのだが。。

  明治の先達を見習って横文字を日本語に変えていくべきだと思う。公文書まで英語の意味が若干間違ったカタカナを使うべきではないと思うんだがどうだろう。

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