寺院に使われている塀 |
日本は昔から隣との境には木製の塀が使われていた。またちょっとよさげな家々は漆喰の塀を作っていたりする。しかし手入れをする必要がないのでブロック塀に変わってきた。そもそもブロック塀は非常に簡単にできる。配筋を入れてブックを積み上げるだけだから、結構な技術がいる漆喰や木製の塀からその座を奪ってきたわけだ。しかし見たくれがどうも悪い。やはり伝統と歴史のないものは僕には面白く感じない。昔、バイトで交通整理をやっていたほんのちょっとだけある。それは冬初めの京都。めちゃくちゃ寒かったが、まだ若干紅葉が残っていた。整理をしていた道路の横に漆喰塀の古民家があった。これがめちゃくちゃ渋い。なんだか鎌倉時代から変わっていないような(まあ、そんな事はないのだが。。)家に見えた。やはり見たくれって大事なんだ。
武家屋敷の塀 |
せっかく家を作るなら設計屋と一緒にじ~くりと考えましょう。塀とは自分の家からも見えますが、他人が道路からも見るものです。自分の顔を大事にするように塀も少し気にすれば、もっと日本は美しくなる気がするのです。
良かったら押してね。
0 件のコメント:
コメントを投稿