僕は自宅で仕事をしている。正確に言えば自宅ではなく、自宅の離れの6畳で寝起きしながら仕事をしている。僕は仕事中は必ず何かを飲まないと落ち着かない。大抵はフレンチロースト(日の出を眺めながら飲むロシアン・コーヒーも読もう!!)かグレープフルーツジュースである(エッフェル塔で朝食をも読もう!!)離れである悲しさか、いつも飲み物がなくなる度に本家(もとや)の台所まで行かねばならない。宮崎のど田舎に住んでいるので、離れから本家まで庭を挟んで40mほどある。これが最近面倒になってきた。雨が降った時などは走るため飲み物はこぼれるし、夜間に熱々のコーヒーを手にこぼして何度かやけどした。。また朝方に昨晩の残った飲み物やマグカップをいちいち洗いに行くのが邪魔くさく、気が付けば机の上にマグカップが二つ三つ並ぶのは良い気がするワケがない。う~ん。。ミニキッチンでも作ったろうか。。
大きな声では言えないが、僕が初めてミニキッチンを知ったのは設計士の資格試験のお勉強の時である。設計士の試験は筆記と製図に別れている。その製図のお勉強の時にミニキッチンを知った。製図の問題は建物の用途が羅列されており、『老婆室の脇にはミニキッチンコーナーを設ける』などと書いてある。これが抜けていたら大幅減点となり、下手すりゃそれを描かないだけで、ハイまた来年となりかねない。だがミニキッチンコーナーなど言われても見た事がない。僕がもぐりで参加していた(授業料は払っていないが勝手に参加していたって意味)設計士製図対策クラスの先生に『これ何ですか?』と聞いてみた。すると『給湯室のようなもんじゃない?』と言われた。う~ん。。投げやりだ。。どうも怪しい。。という事で、それからというものミニキッチンを調べまくった。
日本の場合、ミニキッチンは主にアパートに取り付けられている小さいコンロとシンクがあるタイプを指す。少し良い物だと、換気扇にミニ冷蔵庫などがついたユニットタイプもあるようだ。その幅は1200~1800㎜の大きさであるらしい。もちろん僕のような離れで使いたいサブキッチン的な使い方もできるだろうが、基本は賃貸用に作られているらしく、エライちゃっちい。。まず包丁でカットなどは大分厳しい。。まあ壊れたり住人に汚されても安くで取り替えれるから、賃貸を貸している人には良いであろうが実にベニア感がある。。システム化されているのが中々日本的だとは評価できるが。。
ふと洋物を探してみた。さすがアメリカさんは違った。彼の国は賃貸であろうと本当に良い物を使う。日本と違い、木造でも賃貸などを建てたら長く使うのが前提であり、入居して長く使って欲しいのでデザインに力を入れるからである。上記の写真のような物は僕がアメリカに住んでいる時も見た事がある。このキッチンの場合、幅は80㎝はないだろうが、十分使える代物である。もちろん天ぷらなどはしてはいけない。だが十分僕のような小部屋で仕事をする人間にはちょうど良い大きさである。これが本来の意味でのミニキッチンだと思う。壊れても良い、汚しても良いではないのが明らかだ。
ちなみにこのキッチンはアメリカのスモールハウスのホームページから借用した。以前にも書いたがスモールハウスは3坪~5坪程度の小さいお家である。仮に3坪ぐらいだとやはり1800㎜程度のキッチンスペースしか確保できない。だがその狭いスペースに服棚や食器棚などを設けるとすれば場合によりシンクのスペースは1200ぐらいになる事がある。そんな場合はやはり素敵なシンクを使いたい。値段はおしゃれになるほど高くはなるが、まあ何とかなるレベルだと思う。
だが僕の部屋には網戸もないし、断熱材も入ってない。。網戸か。。ミニキッチンか。。ミニキッチン作るなら水道屋も呼ばねばならんしな。。
水道ぐらい自分でやったろかな。。
設計士なんだし。。
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探せばあるにはあるだろうが。。
レイアウトちと変えました。
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