僕は料理を作るのは嫌いではない。一人暮らしをしている頃は、毎食とはいかないが自炊をしていた。だが炊飯ジャーではご飯を炊かず、土鍋釜を使用していた。というのも貧乏設計屋をしていたので、とても炊飯ジャーは高くて買えなかったからだ。土鍋釜はとても安く、それにご飯が美味しい。ガスで炊くと一気にご飯のうまみが閉じ込められるので、うまみが違うのである。また良い土鍋を使うと、ご飯が立つ。立ったご飯はしゃきしゃきしていて美味しく、もう炊飯ジャーでは飯が食えない体になってもうた。だが土鍋釜の一番のつらさはご飯を保存するのが難しいという事だ。土鍋は蓄熱効果が高いためすぐにご飯が黄色くなってしまい、おいしさが損なわれる。だがお櫃(おひつ)を使えば、その難点は防げる。そのおひつもとても安い。2000円ぐらい出せば、遠赤外線がでる 『おひつ君』 も買える (よ~売れとるらしい。。) まあ遠赤外線がでて何が良いのかは知らんが。。
先日、宮崎県は日の影町にある親戚のお宅へ行ってきた事は書いた (島津の隠密やってましたも読もう!) そのお宅は、以前は立派な釜戸があった。親戚のおばさんの家に行くと、よく来たとご飯を振る舞ってくれるのだが、そのご飯はしゃきしゃきしていてとても美味しい。よくNHKなどを見ていると、地方でかまどを使ってご飯を振る舞っている場面を見ることがある。そんあ感じの釜戸だ。それらは味ももちろん美味しいし、生活のスタイルとしても健康的で美しいと僕は思っている。
日本人は以前から釜飯を食べてきた。それらが炊飯ジャーに変わったのは、もちろん手間をかけず安全にご飯を作るためである。いつ頃から炊飯ジャーに変わったのかは知らないが、当時の人々は 『美味しくなくね?』 って思わなかったのだろうか。まあそれが時代として COOL だったのかは、もちろん知らない。
農家の親せきがいまして、幼き頃そちらにお茶の収穫だとか稲刈りだとかに父母が駆り出されたときに急速に夜間に入った麦茶とほかほかの塩むすびが出ていましたが、本当においしかったです。
返信削除今でもおばちゃんにそれがいかにおいしかったか力説するのですが、あんなもんなにがうまいんだの一点張りでしてね、バイアスがかかるというかなんというか、雰囲気も味、ってやつなんでしょうか。
そこんちのごはんはでっかいガス釜でしたが。
uranさんコメントありがとうございます。
返信削除雰囲気は確かにあるとは思いますが、起ったご飯はやはり美味しいと思いますね。固くなく、また柔くない。
土鍋は炊き加減の調整が慣れるまでは難しいですが、慣れたら最高のご飯がたけますよ。
ホント、そう思います。