僕が住む町は宮崎のど田舎にある。トラクターが我が物顔で走り、車の運転速度は前方を走る原付ばあちゃんと同じスピードとせねばならないという暗黙のルールがある。そんな町には幅員 4m ほどの道路があちらこちらにある。そんな田んぼ道を都会派のナウイ僕は、今様のスポーツ自転車でブイブイ転がしていたら前方に何かうごめいている。よ~く見たら七面鳥じゃないか。。いくら田舎だとはいえ七面鳥などを拝む機会などはまずない。。それも10羽ほどいやがる。。その七面鳥が幅員 4m の道路を通せんぼしてやがるんだ。。それも人間慣れしているのか僕を避けたり逃げたりなどはしない。七面鳥の分際で肝がスワってやがる。。ここがアメリカならば手持ちのサイレンサー付きP-229で仕留めて家に持ち帰り、レバーとアボガドとニンニクでディップを作り、蒸した七面鳥でフレンチなパーティーするんだが。。 『悪さをするには他の町内で ♡ 』 という昔からの掟ぐらいはもちろん僕だって知っている。まあ、こいつらもサンクスギビング (感謝祭) までの命よ :D と哀れに思い、動物愛護精神旺盛な僕は、七面鳥に蹴り入れて何とかその場所を後にし、親戚の家へたどり着いた。
びんびん自転車をこいで帰っていると、なにやら前方に妙なもんが動いている。。頭は鹿でが2足歩行。。でよったなモノノケ ! 身構えたら近所のオヤジだった。背中に鹿を背負っている。。いくらここが宮崎の田舎だからって鹿を背負っている人などはまずは見ない。どうしたの ? と聞くと取れたのよ。。鹿が。。う~んこの時期。。鹿猟はできるんかな。。などとちょっと思ったのだが、 『肉もってけ ! 』 と言われたので狩猟の時期などのややこしい事は考えないことにした。何度かはやったことがある解体を手伝い、これでもか ! というほどの鹿肉を頂いた。鹿肉は臭いがきついため昔はあまり食べなかったと聞く。だが現在はその鹿肉を薄く (ほんとに薄く) スライスして、生姜醤油で刺身としていただくとこれが美味。特にビールなどのさかなにはちょうど良い。
って事で現在酔っ払いとなっている。お仕事せなイカンのだが、目の前には鹿肉がならんだら酔っ払うしかない。母親が明日のためにシシ肉を煮込んでいる。実にご機嫌である。
う~ん茶碗一個でなんか得したゴールデンウィーク最終日だった。
良かったら、押して下さい。
明日から仕事、がんばりましょ~
0 件のコメント:
コメントを投稿