2012年12月7日金曜日

日本周辺国との緊張関係について

   北朝鮮がまたもやミサイルを撃つそうだ。人工衛星というが、人工衛星を打ち上げる技術はミサイル技術そのもの。技術を高めるため、また金正恩の権威向上のためなどと言われるが、実にけしからん。てめぇ~の国民があれだけ貧乏なのに、ド~ンと一発打ち上げる、もっと別なところに銭を使うべきである。まだ金正恩のパパが生きとった頃、その衛生ロケットは失敗し太平洋に落下した。しかし当時の北朝鮮の国営放送では、 『偉大なる金正日将軍の歌を、宇宙空間で歌っているスミダ』 とおばちゃんが言っていた。もう、やけっぱちである。。

   以前、知り合いに聞かれた事がある。どうして北朝鮮はミサイルを撃つのか?それは簡単な理由だ。貧乏ったれだからだ。戦車や戦闘機などの通常兵器は維持費がとてもかかる。訓練するにもガソリンを油水のように使うし、人間だって給料を支払わねばならない。それに継続的に訓練を続けなければ練度が下がるし、ある程度の年齢になれば、若い人を引っ張ってきてまた最初から訓練。どう考えたって餓死者がでている北では無理な話だ。そして、またまだ第二次世界大戦中の戦車が現役という、マニアにはたまらない北朝鮮軍。新しい戦車や戦闘機を購入するって予算はないし、他国に攻め込む根性なんて、あんな兵器ではとても持てない。だが、通常兵器と違いロケットミサイルは銭がかからない。燃料代だって数百万ぐらいだし、その命中精度さえ上げれば他国の驚異にはちゃんとなる。もちろん第一目標は韓国・日本、うまい事届いたらアメリカなんだろうが、中国の北京にもちゃんと届く。中国と北朝鮮は朝鮮戦争以来のお友達。なんだが、中国さんが 『アンタなんていらんアル ! 』 と言われ攻められたら、 『オパ~』 となってまう。よってちゃんと北京にも撃てるような設計となっている。その辺、北の将軍様はよく考えている。

   あまり僕の周りの人は知らないで驚くのだが、中国は北朝鮮の一部を実質的に租借している。租借だ。。日本は戦前、遼東半島や満州を租借していたが、その租借だ。それは羅津港といい、ウラジオストックの近く。つまり北朝鮮の最東北部で、ロシアからも超近い。北朝鮮の思惑としては経済発展のためロシアにも参加して欲しいらしいが、難航しているようだ。もちろんそれは中国を牽制するためでもある。中国の思惑はもっと露骨だ。その港を輸出基地にすると共に、いざ日本と戦うための軍港としても考えているらしい。そしてその港へ、中国の領土から高速道路をすでに完成させており、日本ともめた場合はフル稼働とするつもりだ。

   以前、新潟市内に中国政府が東京ドームより大きな土地を買って話題になった。どうも領事館やらチャイナタウンを作るという構想らしい。さきほどの羅津港と繋いで環日本海貿易ルートのようなもんをつくるという建前だ。もちろん日本ともめだしたらその中華街を使っていろんな悪いことをする。そんなつもりだろう。新潟の誰だったか忘れたが、地域経済発展のため大歓迎みたいな事を言っていた。後々、後悔するのは目に見えているのだが。。

   日本は平和ボケだという人がいる。平和ボケを非難するつもりはないが、日本人の多くは周辺国が今こうなっている事を知らない。日本周辺に関する報道があまりにも少ないからだ。戦前、日本のジャーナリズムは戦争を煽った。よって多くの日本人がアメリカとの戦争を望んだ。アメリカの強さに目をつぶり、そして現実を伝えなかった。日本は未だ、ジャーナリズムが健全だとは到底思えない。

   今日、森本防衛大臣が破壊処置命令を出したミサイル騒動、そのミサイルからの落下物を迎撃する、PAC-3の配備に抗議する人だっている。

   仮にミサイルが落ちて来たら、あんたら死ぬんだが。。

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