今朝がた、いつものようにNHKのニュースを見ながら朝飯を食べていたら、とんでもないニュースが目に入って来て箸を止めた。ダイオウイカを生け捕りしたニュースだ。そのニュースを見ながら僕は思わず笑ってしまった。生け捕りって。。アンタどんだけ勇者なんだ!!
ダイオウイカが見つかったのは、兵庫県の日本海側にある新温泉町の300メートルほどの沖合だそうで、地元の漁師さんが水深約8メートルのところでサザエの素潜り漁をしていたところ、頭上を大きなイカが泳いでるのに気づいたそうだ。普通は、そこはビビって逃げるだろ!!と思うのだが、何を考えたのかはわからないがこの漁師さんは、持っていたロープにイカをくくりつけて生きたまま捕獲。そしてイカを船で引っ張り漁港に水揚げしたそうだ。見つかったダイオウイカは、触手と呼ばれる一番長い手が切れていたが、全長4m13㎝もあり、重さは200キロもあるのだという。
そもそもダイオウイカを生け捕りして危険ではないのか?学者によると日本海に浅瀬で見つかるダイオウイカはそもそも弱っている個体であり、それほど危険とは言えない、みたいな事を言ってらっしゃった。だがしかし、やはり中には生きの良いダイオウイカもいるだろうし、日本では最大6m、ヨーロッパでは18mのダイオウイカも見つかっている。常識的に考えて危険がないわけではないだろう。
しかしこの漁師さん、実に男前だ。これが古事記の時代だとスサノオクラスの神話になるであろうし、現代だとリアル・モンスターハンターと言われても良いレベルだ。アメリカだと、『彼は潜った。そしてダイオウイカを捕まえた。』と墓石に刻まれるだろう。一生、スナックでモテモテのはずだ。名誉町民ぐらいはしてやらないとイカン!!実にカッケー!!子々孫々まで名を残すレベルである。
その後、その捕まったダイオウイカはもちろん研究のため、そのスジの学者さんらに引き取られていったそうではあるが、ためしにこの漁師さんはちょっとだけ食べてみたそうだ。そりゃ漁師さんが獲ったモンだから、学者さんが『ちょっと食べるのは。。』と言われても食うだろう。通常ダイオウイカは臭くて食えないとは言われているが、新鮮であったからか臭みはなかったそうだ。だが旨くもなく不味くもなかったと産経新聞にコメントしていた。
きっと良い酒飲んだだろうな :D
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