2014年2月7日金曜日

梅干しでも作ろうか

  僕のトイレの横には梅の木が植えてあり、この時期になると梅の花を愛でることができる。別にトイレの陰鬱さを消すためにあえて梅の木を植えたのではなく、気が付いたら植わっていたのだが、トイレに入るたびにこの季節はウキウキしてしまう。

  設計のお仕事を始めたころ、初めて自分で設計した家が建った時などは、それなりに感動はしたのだが、長年家に携わってきたせいか、現在はそれほど感動はしない。設計を生業にしない一般の人々には理解できないのかもしれない。理由はたぶん一般の人々は家を建てるのは一生に一度あるかないか?そんな人々が多いのだろうが、僕らは年がら年中建物と向き合っているわけで、感動を忘れるために存在する職業なのかもしれないと思ったりする事もある。

  だがこれでは面白くはない。やはりモノづくりは感動せねばいけないと思い、予定はないのだが、自分が住む家はどんなものを求めるのだろうか?どんな生活がしたいのだろうか?老後はどうしよう?そんなことを考え込むことがある。つらつら考えてみると、僕は梅干しや漬物が好きで、いづれは自分でたくさんの漬物を作りたいと思っているし、できれば販売もしたい。なのでそのための小屋か部屋があっても良いのだと思っていたりする。

  僕の母親も、僕に似たせいか、漬物作りが好きで、せっせとこの時期になると自分の家でとれた梅で梅干しを作ったりする。僕の母親の作る梅干しは一般的なつけ方だと思うがどうだろう。梅を下ごしらえして、塩につけ、シソの葉で色付けするというものだ。これがうまいかと言えば、食えたものではない。。母親が言うには、梅干しを弁当に入れておくと防腐効果があるのだと言うが、基本的に弁当は作られて5時間程度で食べてしまうものであるわけで、防腐効果のために入れるもんではないとは思うんだが。。まあ良い、ぶ~ぶ~言うても聞かないので、今年は自分で漬けてやろうと思っている。

  どうも母親の梅干しは手が込んでいないような気が以前からしていた。どうも紀州の方々が作って売っている梅干しとは全く色も形も味もまったく違うからだ。なのでネットで調べてみると、どうも手順が違っている。ネットの手順を簡単に書けば。。梅を下ごしらえし、そしてビニールに水を入れた重石を乗せる。そして梅酢が上がってきたら、天日干しをするらしい。う~ん、我が家で天日干しをしているのは見たことがない。。天日干しをしないから、家族が誰も食べてくれない、ありえないくらいしょっ辛い梅干しになるんだろうか。。

  設計屋であることの楽しみは、自分で考えた建物が実際に自分で建てられるという事だろう思う。どんな建物になるかはわからない。まあ、僕が作るのだから面白いものを目指すとは思っている。

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