2013年9月4日水曜日

『粗食のすすめ』で豊かな生活を

 先日も書いたが、僕の部屋は色んな本が散乱している。これではイカンと良い子の僕は毎朝、掃除をはじめた。昨日も書いた10分間清掃のお時間である。だが本を置く場所がないのはやはり致命的という事で、読む本と読まない本を仕分ける作業をもう10分ほどしていた。本を仕分けしていると昔に出会った素晴らしい本が目に入ってきて懐かしい。そんな本をたまには紹介してみようと思う。本のタイトルは『粗食のすすめ』である。

 僕がまだ京都に住んでいる頃は自炊をしていた。一人暮らしの楽しみはやはり好きなモノを自分で料理して食べれる事だと思う。いろんな料理を作った。京野菜をふんだんに使った料理や、イタリアンに中華、そして鴨川の川辺で育った食べれそうな植物のソテー。。自分で料理して自分で食べる行為は実に楽しいモノである。だが毎日自分で研究したものばかり食べていても面白くない。たまには他人が来て、うっとりするモノを作らないと面白くないと思い立ち、本屋さんで物色している時に出会った本が、『粗食のすすめ』である。どうやらかなり有名な本でもあるらしい。

 『粗食のすすめ』は春夏秋冬の4冊があり、季節ごとの料理が素晴らしいレイアウトで別けられている。実際に自然食野菜が都道府県のどこの店で購入できるのかも記載されているのが嬉しい。(※宮崎は、1軒もありませんでした。。)実際料理をする時には、本なので開いたまま料理。。とはいかないのが残念だが、ソファーで寝転びながら読む料理本として最高の1冊であろう。そして粗食というのがシブイ。シンプルで簡単に季節ごとの旬な食材が味わえ、なおかつ見た目も素晴らしい料理が出来る。色んな料理を食べたり作ってきたりした僕としては、最終的にたどり着いた料理本だ。

 いまは宮崎の実家に住んでいる。本当は自分で料理して自分で食べれるものを作りたいのだが、母親が許さない。僕が作る料理は口に合わないようである。どうやら年齢の違いによる味覚の差のようだ。という事で、夕方過ぎに母親にその本を見せた。母親も少しは興味を持ったようで、『ほな作ってみ』と言われた。って事で、『粗食のすすめ 春レシピ』を読みながらニラの納豆あえを作った。やっぱりうまい。僕の鴨川流のお手前は衰えていなかった。

 なぜ『春レシピ』かって?

 銭がなくて春以外は買えなかったからだ。

ブログランキング・にほんブログ村へ
押して頂けると、ありがたいです。

フォントをメイリオに変えていますが、
いかがでしょうか?

0 件のコメント:

コメントを投稿

フォロワー

 
;