夢ノート

   僕はどうも眠りが浅くて困る。毎日夢ばかり見て、ぐっすり寝るって事が少ない。どうしても頭をすっきりしたい時などは睡眠薬などを取るのだが、毎日となるとお金が勿体ない。なので結局また夢を見る。また僕は年がら年中家の事ばかり考えているようで、見る夢は仕事である設計の事が多い。こうしたら家が美しいとか、こうしたら景観に配慮がある街並みとなる。そんな夢ばかり見ている。だがすぐにそんな夢は忘れてしまう。これは僕だけではないらしく、多くの方々は朝方にどんな夢を見たかなんてすぐに忘れてしまうなんだそうだ。あれは夢なんだし。。と脳が勝手に判断するからなんだろうか。

   僕は最近 『夢ノート』 なるものを書いている。一般に『夢ノート』と言うと、自分がなりたい事がらをつらつら書くという物だろうが、僕のは違う。寝ている合間にひらめいた事を忘れないために、ベットの脇に置いたノートに、ひらめいた事柄などを、ささっと書き留める物だ。有名な物理学者や発明家はそれを元に、研究を進めて成功したなんていう話はよく聞く。これは良いアイデアだ。それに自分の脳みそが寝ている間にどのように動いているのか、観察するのも、ちょっとだけだが面白い。

   それらをやったところでどって事はないかもしれない。しかし、せっかく設計屋という自営業なんだから、自分のひらめきを大事にしたいと思っている。

   それにアイディアがひらめかないと進まない商売なんだし。。

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