今日は朝から現場作業と言われていた。工務店の中で主にパソコンを使い、設計や事務仕事、はたまた営業などをしている僕には畑違いの仕事だ。今週末には西都市で耐震診断をせないかんので書類を作成し市役所へもって行かねばならんし、設計図だって書かねばならない。だが、僕の会社はこのご時世なのに仕事がい~っぱいある。よって大工がたらん。よって現場作業となった。だが、大工仕事は意外と面白い。釘をず~と打っていたら、妙に悟を開きそうになる。僕はランナーズハイならぬ大工さんハイになってしまう体質のようだ。パソコンを長時間さわり図面など書いていたら、頭が痛くなるのとは大違い。妙に楽しくなってしまう。なので、朝からにんまりしながら会社に行ったら、社長に『これをワープロしてくれないか?』と言われた。ワープロについては立場上、突っ込んではいけない。。その文章をタイピングしていて、おやっと思った。文章は社長の手書きだったのだが、バリアフリーについて書いてあるのだろうが、バイヤフリーと書いてあったからだ。 『社長、バリヤフリーですよね?』 と聞くと、 『うん、バイヤフリー!』 とおっしゃられた。もちろん立場上、突っ込んではいけない。
昭和生まれの僕らの世代の爺さん婆さんらは、ディーが言えなかった。よく『アイスキャンデー』という言葉を聞いた事があると思う。これには理由がある。日本語の発音の中にデーはあってもディーはなかったからだ。んなこと無いと思われる方々も多いと思う。だが本当だ。じゃあ何故デーなのかと言えば、単純な話だ。その言葉が入ってきたであろう幕末・明治時代に『デー』と決められた名詞だからだ。その当時は外来語が大量に入ってきた。当時『ディー』という言葉は想定外。よって『デー』になった。
こういった、外来語の発音が日本語と著しく違う言葉は本当に多い。僕がまだ日本に帰って来て夜間の建築学校に通っていた苦学生の頃の事。教科書に固形(solid)・液体(liquid)という文字が教科書に出ていた。何も気にせんと僕は女友達の前で固形(ソリッド)・液体(リクィット)と読んでしまった。そしたらリキットですよ~とからかわれた。おかげで恥ずかしい思いをしたのを覚えている。だれだ、リクィッドをリキッドと訳したモンは。。その時初めて知った。ヘアーリキッドって髪液体って意味だったんだと。言われてみたらそうなんだが、英語で使った事はない。
言葉で思い出したが、そもそも日本という国は言語が入り乱れていたらしい。ある本で読んだのだが、平安時代の貴族の言葉には母音が8つあったらしい。今の『あいうえお』とは違う発音でおしゃべりしていたようだ。実際にその当時の言葉で、『枕の草紙』の朗読をテレビで見た事があるが、ま~たく意味不明。だが品だけは異常にあったのを覚えている。その後、平安後期になり母音が5つに統一されたと聞いている。
これからも日本語は進化し続けると思う。日本人もLとRの発音が上手くなる時代が来るんだろうか。。外国人と話す時、Lは完璧に発音できても、Rはまったく通じない僕などは取り残される気がしてる。。まあ気にする性格ではないのだが。。
良かったら、ご協力下さい。
なるほど…それで爺ちゃん婆ちゃんは、みんなデーデー言うのですね?
返信削除職業柄、高齢者と関わることが多いので~
よく、『ポケットにキャンデー入れて帰んなさい!』とあめ玉を忍ばせてくれます!
勉強になりましたm(__)m
おっ
返信削除職業は介護士さんか看護師さんか何かでしょうか?
だったら本当に大変なお仕事ですよね。
僕には絶対に無理です。
大学で間違えてナースのクラスを取った時、臓器の名前にちんぷんかんぷん。。
日本語でも無理ですわ。。
あれ以来、医療関係や福祉関係の方々は尊敬します。
看護師ですが、今はケアマネージャーの資格で介護保険のお仕事をしています。
返信削除高齢者の自宅を訪問して、生の暮らしをアセスメントします。
あめ玉…だけじゃなく、たまに畑のお野菜とかも頂きます。ポケットに入らない…
気がつけば、学生のころから、アルバイトも含めてずーっと高齢者の相手をさせて頂いてます。
さくら小町さんコメントありがとうございます。
返信削除確かに、おばちゃんらはいろんなモノをくれますよね。
僕は設計を始めた頃、お金がなく京都中央市場で期間限定のバイトをしていたんですが、毎日いろんなモノをもらって帰りましたわ。
おかげで食費ゼロ。
京都中央市場の『氷川きよし』と呼ばれてました:D