2012年10月12日金曜日

敬礼するとき、しないとき。

   僕は毎朝、6時50分までに家を出なくては会社に間に合わない。僕が勤める西都市の某建設は朝7時半が出勤時間だからだ。出勤時間は7時半なのだが、ちょうどに着いてもだれもいない事がよくある。場合によっては、ひとりぼっちので仕事を始めだってある。別に遅刻したわけではないのに遅刻に見えるのが嫌なので、20分ぐらいには着くようにしている。しかし、急いでいるからといって車を飛ばしすわけにはいかない。その時間は僕にとっての通勤時間でもあるが、小学生の通勤時間でもあるからだ。なので慎重に運転しながら急いでいる。

   ある日、僕がいつものように慎重に急いでいたら、集団登校をしていた小学生がお手々をあげて横断歩道を渡っていた。そこには信号がないのだ。なので素敵な僕はちゃ~んと車を止めて、ダチョウ倶楽部さんなみの 『どうぞどうぞ』 と合図をし、小学生らに道を譲った。そしたら大きな声で 『ありがとうございます!』 と言われた。ちょっとだけ嬉しくなり、本気の敬礼で返してあげた。それがどういう訳だか小学生に受けたらしく、有名になってしまた。僕が通勤している時は、小学生がわざわざふり返り敬礼してくる。厳格な僕は、その度に返礼をせなならん。これが数㎞続くので、だるいって言えばだるいが、子供たちの夢を崩すわけにはいけない。きっと子供達から見れば、僕は面白いナイスミドルなのだ。

   しかし最近は困った事に、朝方に親御さんらが交通安全のため立ってらっしゃる。僕が毎日右折する場所に立って子供達の安全確保をされているのだ。子供は無邪気だ。いつものように僕に敬礼をしてくるのだが、僕は30代の大人。親御さんの前ではちと恥ずかしい。。子供らには分からんだろうが、ママさん方に変態と思われてはこまるのだ。よって返礼は簡略し、ドリフのいかりや長介さんのように 『おいっス~!』 となる。もちろん下唇は出している。


   そんなこんなで、毎朝ぎりぎりに会社に到着する。もちろん、慎重に急ぎながらだ。

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2 件のコメント:

  1. ほのぼのした朝の空気ですね(^-^)
    なかなか、知らない人にオイッスゥ~の出来る人はいないと思います!
    これからも続けて下さい!

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