日の出を眺めながら飲むロシアン・コーヒー

   現在、宮崎駅の近くにあるStarbucksでお勉強中だ。実家で勉強しようかと思ったのだが、明日は地域の祭り（飲み方のみ）のため、地域あげての草刈正雄。家になどいたら、 『草刈りもせんで、優雅に勉強かよ！』  などと言われるのは目に見えている。僕の受けるホームインスペクションの資格は範囲が広い。僕は設計士なので建物についてある程度は知識がある。だが、知らん単語もやはりあるし、建築基準法の歴史などはさすがに分からない。なので勉強する時はパソコンは必須だ。なのでＶＡＩＯをスタバに持ち込み勉強中だ。だが、 『早い事Starbucksに行かねば、席がねぇ！』 なんて思いながら運転してきたのだが、すでにパソコン席にはおっチャン二人が座っており、座る事は出来なかった。なので寒空の中一人外に座りコーヒーをすすっている。。寒いし風は強いし。。来るんじゃなかった。。

   アメリカでStarbucksは日本のような位置づけとは違う気がする。日本ではおしゃれなカフェ～といった感があるが、アメリカではちょっと高価なマクドナルドといったイメージだ。Starbucksより安くて旨いカフェなどはたくさんあるし、コーヒーとはアメリカ人にとって一番ありふれた飲み物。なので高いスターバックスはあまり評判が良いわけではなかった。ただ、Starbucksの店員の社員教育はアメリカでは秀悦で、言葉使いなどは他の店舗よりは良い。なのでセレブリティーが自分のステータスを確認に行くカフェ～。そんな店だった。なので僕はアメリカではStarbucksにはあまり通わず、地元のカフェ～で十分。その方がStarbucksの1/4の値段で、もっとおいしいコーヒーが飲めた。そして少なくともStarbucksよりおしゃれだった。だが日本ではあまりおいしいコーヒーは中々無い。なのでやむを得ずStarbucksで茶ならぬコーヒーを濁している。

   まだ、アメリカで仕事をしていた時、いつもコーヒーを僕の会社の近くで売っているロシア人の姉さんがいた。彼女は多分30才ぐらいだが、人生に苦労が大きかったらしくもっと老けて見えた。僕が出勤をする時はいつも『ハイ、ハニー！』と声をかけてくるし、僕が軍服を着ている時などは常に敬礼をしてくれる。コーヒー一杯が８０セントと格安だが、これがとてもおいしかった。会社に朝６時台に出勤し、屋上ので美人金髪事務員と二人で飲むロシア娘が作ったフレンチロースト。ブリーフィングを開きながら、サンフランシスコの寒空の下で地平線を眺めていた。

   だが現在は、宮崎駅のStarbucksでお勉強。隣にゃ声のでかいおばちゃん。そして僕の机には 『わかりやすい 住宅瑕疵担保履行法の解説』 と 『あなたもなれる ホームインスペクター』

   どこで人生を間違えたんだろう。。

   さあ、勉強でもするかのう～



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