今日は成城でホームインスペクションのお仕事だった。ホームインスペクションは建物診断のお仕事。今日は内覧会に依頼者様にお付き合いし施工業者さまに指摘するところは指摘するし、補修ができるところは補修して頂く。そんな仕事をしてきた。まあ業者さまには耳が痛い所も言うし、えっそんな事も気にするのって所もあるだろう。逆の立場であれば、知ってるのか兄ちゃんみたいな事も言いたくなるであろう。しかし依頼者様にとっては大事なお家。小さい事でも指摘させて頂いた。小屋裏に登り汗をかき、床下で這いつくばり、出られなくなりそうになり泣きたくなる。しかしおかげでお客様には感謝された。ちゃんとホームインスペクターをがんばっているのだ。
ホームインスペクションのお仕事は多くの荷物を持ち運ぶ。計25キロぐらいだろうか。電車で移動しているのだが、大きなカバンと大きな脚立で迷惑きわまりない。なのでいつも電車の中で縮こまっている。練馬駅から新宿へ大江戸線で行き、そこから小田急に乗って成城学園前駅まで移動していた。そしたらアラブ系の男性が座っていた。不思議なものだがアメリカに7年近くいたのにもかかわらず、日本で外国人を見ると『外人じゃ!』と未だに思ってしまう。もちろん今日も『外人じゃ!』と心の中で思いながら小さく縮まっていた。そしたらそのアラビックな男性が急に立上がり、すたすたと5メートルほど離れた席からやって来て『Do you have English?』と聞いてきた。そんなもん持っとらんがな。。しかし、何で俺なんだ?と思いながら『ア~ハン』と答えた。よう話を聞いていると『この電車は小田原まで行くんですか?』と聞いている。おいおい小田急は小田原へ行くから小田急だろ!って言いそうになったが、ちょっと前まで僕も知らなかったので控えた(基礎の内側で這いつくばる日曜日も読もう!)しかし大きな声で聞いてくるので、『ア~ハン』と答えた手前、大きな声で英語で答えてあげた。アメリカ7年はダテではない。職業もホームインスペクターと横文字なのだ(でもなんで英語なんだ。。)しかし目立つ。ただでさえ脚立を持って電車で乗っているむさくるしい兄ちゃんが、英語で小田原・箱根の観光案内。目の前のOLはきょとんとしていた。そりゃそうだろう、僕の今日の見かけはがっつり土方の兄ちゃんだ。人は見かけで判断したらイカンのである。
成城学園という土地はさすがにお金持ちが住む所だけあって、なかなかの面白いインスペクションとなった。小屋裏にも入ったし、床下も潜った。一緒に行った先輩は3ヶ月で15キロ痩せたそうだ。そりゃそうだろう、信じられないくらい疲れるお仕事だ。おかげで今日はよう寝れる。
良かったら、ご協力下さい。
2012年5月19日土曜日
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