以前京都に住んでいたとき思ったのだが、京都の山は美しい。もちろん観光のためって事もあるのだが、広葉樹林がしげり、春になると青々しく、また秋になると赤く染まる。四条の通りから東山が見えるのだが、これが迫力があってよい。下った道先のドン突きに山がそびえている。素敵じゃないか。また損害保険で東北は仙台に行った時も思った。仙台は森の街と呼ばれるほど街に緑が多い。街の街路樹が至る所にあり、また道路が気持ちが良いくらい広い。これは戦争で空襲された後、当時の仙台市長が街並みを変更しこうなったそうだ。多くの反対の声が上がった事は想像に難くないと思うのだが、僕はよくがんばったと思う。当時の市長様の英断により多くの利益を仙台市民は受けていると思うのだが、仙台市民はどう思っているのだろうか。また東北へ新幹線で移動している時の山並みも美しかった。ほとんどの街の場合、緑が多いって言うのは区画された緑の事。しかし東北の場合、多分江戸時代もあんまり変わらないであろう自然がそのまま残っていて、微笑ましい。つまり家や街の中だけ緑があるってのではなく、普通に一つの場所だけの林が残っていたり、立派な里山を形成している。これは良いと思う。
ところ変わって我が故郷は宮崎。これがなっちょらん!!宮崎の山はすべて杉か檜。つまり針葉樹林。春や秋になると元気いっぱいの色を出してくれる広葉樹林とかではなく、人工の山だ。勿論、宮崎には綾町と言う、自然がたっぷり残っている素敵な街もあるのだが、その他の街は基本的に杉や檜だ。よって業者が入るので、何年かたつと一気に山がはげ山となる。つまり僕は自然の山を見て育ったわけではなく、工場としての山を見て育ってきた。なので林や森の美しさを宮崎では味わう事はできない。よく自然がいっぱいと宣伝文言がならぶパンフレットを見て思う。それって自然か?と。。
森は美しい。しかし本当の森って何だろうかと考えてしまう。少なくとも小動物などが暮らせなくなった森は森ではないような気がする。それに見た目も険しい。。
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