2013年12月18日水曜日

薪ストーブをメンテナンスする

  ブルジュアジーなつもりの小市民である我が家には、薪ストーブがある。薪ストーブに火を入れるのが、僕の夕方の日課だ。大抵は杉の枯れ葉を使用し火を付けるのだが、だけども杉の葉集めるというのは結構な労働であり、それも一度に集めれるのは数日分であるので、最近はゴルフ馬鹿の親父が、ボギーを打つ度に『こんちくしょう。。』と拾いまくった松ぼっくりを使っている。松ぼっくりならマッチ一本ですぐに着火するからだ。もちろん松ぼっくりに火を付けると結構なススが出る。だが杉の葉を集める労働時間と比べれば、松ぼっくりの方が楽なのでよく使っていたりする。

  この薪ストーブは父親がホームセンターで買ってきた。確か値段は5万程度であったと思う。だが購入してから既に4年ほどたち、やはりその性能は大分落ちた。現在は火をMAX付けても100度前後。それ程暖まらない。『父親などは安モンだったからだ!』と自分が買ってきながら切れているし、母親などは、『やっぱりアンタが松ぼっくりばっかり使うから』と僕に文句を言っている。。

  設計の傍ら、ホームインスペクション(住宅診断:中古住宅などには瑕疵保険もつけれます!)などを仕事でしている僕は、過去に何件か薪ストーブの取り付けてある家を診断したことがある。その場合のインスペクションの依頼者は、大抵はその診断する家の薪ストーブが気に入って、その家の購入を検討されている方が多い。そんなインスペクション時には、僕は薪ストーブのメンテナンスの重要性を説いている。薪ストーブ内部のススは遮熱性が高いため、定期的なメンテナンスをしなければ我が家のように暖かくない薪ストーブとなってしまうのを知っているからだ。

  薪ストーブのメンテナンスは、時期としては薪ストーブを使い始める冬前にやった方が良いだろう。メンテナンスと言っても、別に難しくはない。基本は分解できるところは分解して、こびりついたススを雑巾やブラシでガリガリはぎ取るだけである。もちろん本体だけではなく、煙突部分も掃除をした方が良い。大抵の薪ストーブの煙突は、屋根に向けて真っ直ぐ上がっている物は少なく、一度外壁を貫通してそこから90度に上がっている物が多い。これはメンテナンスをし安くするためで、その角の部分に気の利いた大工さんならフタを付けていたりするので、そのフタを取り掃除をすれば良い。真っ直ぐ上がっている煙突は、屋根に一度登って煙突上部のフタをとりススを獲る必要がある。屋根に登るのが不可能な場合は、諦めるか業者さんに頼もう!

  といいながら、我が家は全くメンテナンスをしていなかったワケであり、おかげさまで全く暖まらない薪ストーブとなりはてなさった。いつも、父親に『メンテぐらい自分でしなよ!』と言うのだが、全くやる気がないようで困る。。といいながら僕も手伝いはしない。晩飯の10分ほどしか薪ストーブのある部屋には行かない僕としては、手伝う気にはならないからだ。それに僕の事務所は外気温と全く同じなんだし。。今日は近所のおばさんが亡くなり葬式に両親は行くため仕事はお休み。そして今日の宮崎はめちゃくちゃ寒い。なので親父が葬儀の帰りにお掃除セットを買ってきて、ゴギゴギメンテをやった。すると、どうでしょう!めっさ暖かいじゃないか。。昨日までの100度はなんだったんだ。。ってぐらい暖かい。温度をみたらゆうに300度は超えていて、そこにはDANGERの文字が出ていた。。薪。。くべすぎだよ。。

  メンテナンスはやはり重要ですね。。家も薪ストーブも!

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