2012年6月10日日曜日

それ行け、NHK!!

  現在ネットで昨日あったNHKスペシャル『MegaquakeⅡ』を見ている。もちろんこっそりとだ。地震学が好きな僕は、よっしゃ見るぞ!と思いながら待っていたのだが、仕事をしているうちに頭から吹っ飛んでしまい見逃していたのだ。こんな時インターネットの動画サイトはありがたい。が、どうもデータが重いのかそれとも我が家のネット環境が悪いのだかは分からないが、やたらと動画が止まってしまう。う~ん、どうにかならんもんかのう~。

  言わずと知れたNHK(日本放送協会の略)世界最大のテレビ局だ。NHKは受信料を払わなくてはいかんので、ぶ~ぶ~言う人もいるのだが、やはりその実力は凄い。海外でもNHKと言えば一目置かれる存在だ。その映像力やまた映像数でも世界有数のテレビ局と言える。僕の経験で驚いたのは、僕がアメリカの大学で勉強していた頃の事。大学の授業でNHKスペシャルをず~と見せられた。クラスは近代中国だったと思う。毛沢東や蒋介石などの時代を取り扱っていた。もちろん音声は日本語。そして下の方に字幕が入っていた。日本人の僕には鼻高々だ。その週の終わりにあったテストは余裕だと思っていたのだが、テストに出てくる中国人の名前はもちろん英語。毛沢東がMao Tse-tung、蒋介石がChiang Kai-shekだとは全ぜ~ん思うとらんかったので、テストはボロボロだった。そんなつらい思いでもあるのだが、アメリカの大学の授業にも使われているNHKってやっぱり凄いと思う。

  しかし、一日本人としてNHKにはもう少しがんばって欲しいと思う事もある。世界最大のテレビ局なのにフットワークが世界のテレビ局と比べどうしても遅い事だ。これは日本全体の問題とは思うのだが、こんな事があった。以前アメリカの海兵隊関連の会社にいたと言う事は書いた。ウィグルの大都市ウルムチで2009年に暴動があった時、僕は後輩からメールが入った。僕は『中国の独立運動はこれから強くなるから、必ず取材拠点の整備と人員の確保だけはしとけ』と以前から言っていたのだが、結局間に合わずBBCに先を越されました。BBCの取材方法はこれこれこれです。先を取られて悔しいですが、現在調査に向かわせていますと。ありゃりゃ、と思いテレビをつけてもぜ~んぜんウルムチのウも出てこない。次の日だったかやっとこさNHKがBBCの映像をお借りして、それも大幅カットして流していた。死体が映っていたのだろうが、用は情報を早くからNHKはつかんでおらず、それものんきに他局の映像を垂れ流すだけだった。それも現場に入ったレポーターは一夜明けて何にも無いところでレポートしていた。これではアカンのである。これでは情報のやりとりとは言えない。情報は距離に反比例するのは昔からの常識。現場に詳しい人間を育成し、そしていち早く情報をとる必要が求められるであろう。じゃないと中国政府は死体を片づけてな~んにも無かった事にしてしまうのは誰でもわかる。遺体が残っている現場に踏み込み、どう言う状況だったのか、どういった人々が犠牲になったのか、まただれが指導的役割をおったのかなど、ぜ~んぶ情報として取らんとそれは情報とは言えないのだ。

  NHKラブの僕はNHKしか殆ど見ない。なのでがんばって欲しい。知り合いのNHKの方々はみんな素晴らしい方だ。どの民間企業の職員と比べてもよくできた人々が多い。これも社員教育のたまものだろうが、もうちょっとがんばって欲しいと受信料を払いながら思ったりしている。応援しているから、がんばってねNHK♡

ブログランキング・にほんブログ村へ
良かったら、ご協力下さい。

0 件のコメント:

コメントを投稿

フォロワー

 
;