僕らの世代の英語の教科書の最初のページには『How do you do』と必ず入っていた。もちろんこれは『初めまして』の意味。しかし僕の経験で実際に『How do you do』と言っているアメリカ人なんて見たことがない。通常初めましては、『Nice to meet(ing) you』だ。『How do you do』はどちらかと言えば、上品すぎて使う場所がない。しかし一度だけ映画で使っているシーンを見た。タイトルは忘れたが日本のやくざ映画のワンシーン。日本語で『お控えなすって!』の字幕が『How do you do』だった。。おいおい、お控えなすっては『How do you do』じゃないだろうなんて思うのだが、まあ映画だから仕方が無い。映画には流れと言う物があろう。しかし、違いすぎないか。。
僕が日本に帰って来て最初に何じゃそりゃ?と思ったのがコラボレートと言う単語。誰々と誰々のコラボレーションが実現!みたいに使われていたが、最初は何の事かさっぱり分からなかった。実は当時アメリカではコラボレーションと言う単語は使われる事はまれだったので、僕はへっ?と言った感じであった。よくよく観察してみると、日本で使う英語は流行があるようだ。その後コラボレーションはコラボに略され、最近ではあまり当時ほどは使われない気がする。また以前よく聞いた、コンプライアンスと言う言葉。最近では法令遵守と言う言葉に置き換わった。最初からそう言ってくれればこっちも戸惑わないのだが。。
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