先ほど、ぼ~とネットニュースを見ていたら、ある政治コメンテーターさんがなくなっていた。名前だけ聞いてもよくはわからなかったので、ネットで検索。すると見たことのあるコメンテーターさんだったのでびっくり。最近までテレビで見ていた人がなくなると、やはり残念だ。ふとそんなことを思いながらそのページを読んでいると2015年に亡くなった方々という欄があり、そこをクリックしながら写真を見ていると陳舜臣さんとあった。。ファンのくせに。。亡くなったのは全く知らんかった。。それも去年の1月のことである。。実を言うと昨年はめちゃめちゃ忙しく、テレビはほとんど見なかった僕は大好きな作家さんでもあった陳舜臣さんが亡くなったのさえ気づいていなかったのだ。。今更ながら、残念だ。。
今は設計などの仕事をしている僕ではあるが、本来建築業を目指していたわけではなく、大学では政治学を専攻していた。別に政治家を目指していたわけではなく、今世の中で何が起こっているのか知りたかっただけである。政治学を専攻するという事は、やはり歴史を知らなくてはならない。お世辞にも真面目な学生だったのではないのだが、それなりに本は読んでいた。その中でもよく読んでいたのが陳舜臣さんだった。
確か、最初に陳舜臣さんの本を買ったのが、『琉球の風』であった気がする。買ったのは関西空港。僕がアメリカに留学した96年のことだ。いざ関西国際空港からアメリカへ渡ろうとしたら、飛行機が12時間の遅れ。。よって関空で待ちぼうけしている時、暇でしょうがないから買った。また、なぜその本を選んだかと言えば、単に当時の大河ドラマでやっていて、名前だけ知っていたという単純な理由だ。待ち時間の間ずっと読んでいたのだが、正直、当時の僕には難しかった。なぜなら当時の僕は、男の子は本を読んではならない。。という妙な信念を持っていたため、どうやら漢字が頭に入らなかったようだ。。今でも琉球人の名前って難しかったという事はだけは覚えてる。。
その後、母親が送ってくれた司馬遼太郎の『竜馬がゆく』に感動し、歴史系の本をアメリカの大学の図書館で借りまくり、読みまくった。そして司馬さんのエッセーなどに陳舜臣さんがよく出てきたので、興味を持ち、それから陳舜臣さんのファンとなったわけだ。今でも僕に中国への興味を持たせてくれるのは陳舜臣さんのおかげだと思っている。
ホント言えば、今でも歴史系の本だけ読んで暮らしたい僕は、完全にそっち系の人間なのだが、設計屋となり、建築系の本ばかり読む人間になってしまった。なのでこんなニュースを見ると、ファンのくせになさけないと思ってしまう。。ってことで、ご冥福を、今更ながら。。お祈りします。
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