2014年1月15日水曜日

里山崩して太陽光発電を作る話

  昨日、いつものように自宅兼事務所でお仕事をしていると、『こんにちわ~』と若い女性の声がした。ん!?宗教の勧誘でも来たのか?と思いながらごそごそ庭に出ると、アラサーの女性が制服らしいジャンバーを着て突っ立っている。『私、太陽光発電の件でお伺いしました』と僕にパンフレットを手渡してきた。ああ、太陽光発電の営業さんね。。

  なんでもその女性が言うには、僕の家の余剰敷地を太陽光発電施設とするために売りませんか?との事であるらしい。別に太陽光発電業者に土地を売るつもりはさらさらないが、一応聞くことにした。彼女が言うには、太陽光発電業者が高額で土地を買い取ると言っていた。値段は一坪20万ほど。僕の住む宮崎の町の街中の土地の値段が2万程度だとすると、どえらいエエ値段である。まあ、それだけお金を払っても赤字にはならないという事だろう。また出資してくれれば、利益も分け与えるとのことだ。う~ん。。うまくできている話だ。

  太陽光発電が嫌いな僕としては、売るよりもゴルフ場の芝生農家などに貸して賃料もらった方がずっと良い。もちろん景観的に他人様に迷惑をかけるわけではないし、お金も継続的に入ってくる。それに芝生だと、僕はきっとやってないが。。ゴルフの打ちっぱもできるだろうし、凧上げだってできるからだ。一応、親にパンフレットを渡すという事で資料を預かり、太陽光発電女と四方山(よもやま)話をしているといろいろ教えてくれた。彼女が言うには、昔と違い太陽光発電の設置料金が下がってきたため、個人の余剰敷地に設置して売電される賢い方々が増えているという事だ。確かに最近増えた。僕の隣町には、自分の家の庭をすべて太陽光発電にした強者までいるくらいだ。そして彼女はつづけた。『あそこの土地も、今度太陽光発電を取り付けることになったんですよ~』と笑顔で彼女は里山を指をさした。。ん!?あそこって。。我が家のすぐそばじゃないか。。

  僕の家は格段『素敵な』というほどでもないが、里山と呼んでもよいところだ。我が家のすぐ裏は山であり、昔からいろんな果樹や雑木林があったりする。彼女が言うには僕のご近所さんが高齢のため雑木林の手入れができないので、ご契約となったそうだ。。という事はその里山の一部が数年後には太陽光発電に変わり、あのギラギラした工業製品感が僕の地区に漂う事となるという事か。。実に僕としては迷惑な話である。

  僕は太陽光発電が景観ストレスを生み、近隣住民の資産が目減りするという理由だけで太陽光にぶ~ぶ~言うつもりはない。どうもあの太陽光発電の促進付加金制度自体がとても胡散臭いと思っているのも一つの理由だ。いくら太陽光発電を促進するという大目標があったとしても、資産に余裕がある人しか太陽光はつけれないのであり、またそのおかげで僕らの電気料金は跳ね上がっている。また太陽光の発電単価は30円~40円と言われており、原子力が8円、福島第一原発事故で発生した補償金を加えても10円ちょいという事を考えれば、どう考えてもまだまだ良いエネルギー源とは言えないとも思う。

  一応笑顔で彼女に聞いてみた。『その里山に太陽光発電できたら、金属バットもって仲間と壊しに行ったら問題あるかな?』すると彼女は、笑顔で『有刺鉄線があるから入れませんよ~』と答えた。。

  里山に有刺鉄線って。。どんだけ迷惑かけるつもりなんだ。。

  ブログランキング・にほんブログ村へ
押して頂けると、ありがたいです。
法律で規制できないもんかな。。

0 件のコメント:

コメントを投稿

フォロワー

 
;