2015年1月20日火曜日

景観まちづくり団体に参加したようで。。

   数日前、僕が住む宮崎の田舎町でも景観まちづくり団体への移行が無事承認された。宮崎県の市町村ではドンびりではあるのだが、こんなブログを書いているものとしては、やっとこさと言った感じである。なんでもわが町の参加によって、宮崎県内すべての市町村が景観行政団体となるそうで、県内全市町村の景観団体への移行は、愛知県に次ぎ全国で2番目になる見込みなのだそうだ。これも全て僕が地道にブログを書いてきたおかげ。。なわけはない。たまたまである。。

 さて決まったは良いのだが、これからどうするのだろう。別件で用事があったので地元の町役場に行った際に、ちょっとだけ景観の事を聞いてみたのが、どうも担当の方からは要領を得た答えは返ってこなかった。顔色をうかがうに、決まったは良いが、どうしよう。。って感じだった。気持ちはわかる。景観うんぬんは結構な痛みが伴うし、反対意見もかなり噴出する。一部財産権を侵害するのは確実だし、多くの敵を作りかねない作業である。てさて、我が町はどうやって進めていくのだろうか。

 景観まちづくりの進め方としてよく見受けられるのが、役所が広報を回し、市民が参加してセミナーを開いて進めていくと言う方法。ホワイトボードに皆で書いた紙をぺったんぺっ貼りつけ、わが町の良いところなどを探っていくというものだ。近隣の町でもそうやっていた。これは市民のコンセンサスを取りつけやすい方法ではあるし、役所もその方向で進めたいのもよく分かる。だが、僕としてはあまり良い方法には思えない。もちろん意識の高い市民が参加するであろうことは間違いはないのだが、やはり専門的な知識があるとは言い切れない。なんとなく元気な方の意見が優先されてしまいがちでもあるからだ。

 他国を見てみると景観を決めるのは大抵は建築家だ。景観を決める場合は、その町に住むの建築家らと市民の代表としての市長や市議会議員が参加し、それらを補う形で役人が入り、定期的に協議する。もちろん専門的な用語を用いて条例までをとり決めていく。そんなカタチで進めていくところが多いようだ。僕はこの方がよいと思うのだが、どうだろう。

 日本には既に景観を専門に勉強している方々がたくさんいる。僕が大学に通っていたころ、そんな専攻などはなかったが、今でしっかりはある。そんな方々を使っていくべきだと思うのだが、どうだろう。

 いづれにせよ、少なからず自分の町の景観には携わっていく気が何となくだがしている。何とか『花いっぱい運動』的なもので終わりにはしないつもりではある。

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